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事例: 組織ミッション策定、個別プロジェクト支援、AI講座、人事研修と幅広く支援
素材メーカーのDX

大手の素材メーカーさんです。ものづくりのDXを全社横断で推進する組織の支援を手始めに、AIソフト講座や人事部のモノづくり研修まで幅広く支援させていただきました。

 

社内のDX推進組織は、単にAIやIoTの技術を知っているだけではうまく機能しません。会社の各事業の製造現場にどう関わって、どのように「会社にとって、なくてはならない」貢献をしていくか、組織としての役割を定義し、全員で共有して行動することが重要です。外部にいろいろなコンサルティング会社やITベンダーがあるなかで、社内の自分たちは何をすべきなのか…。まず、組織ミッションを設定するワークショップを開催し、そこで改めて考え、役割を決めていきました。

並行して、各種の画像検査のAIによる自動化や、経験と勘に頼っていた圧延のフィードバック制御など、製造現場から寄せられる多数の案件をメンバーのみなさんと一緒にさばいていきました。時には装置を制御するソフトを担当するIT企業に参加してもらったり、精密メカトロの得意な会社に入ってもらって特殊な測定装置を開発してもらったりと、私が信頼するいろいろなエキスパートのみなさんにも手伝ってもらいました。

 

やがてメンバーの皆さんがDXのプロジェクトに慣れてきたところで、通常の案件は、外部に頼らず社内で完結できるよう、AIの研修を始めました。「Pythonなんて触ったこともない」といっていた方々が、半年くらいすると「CNNとVision Transformerの違いを実験してみました」とか「誤判定になるケースを可視化したら、画像のここに反応しているので、学習データをこう変えようと思います」なんて話してくれるようになります。頼もしいかぎりです。

 

さらに人事部のモノづくり研修も毎年実施しており、こちらは、とかく手段先行になりがちなDXにおいて、何をテーマとして設定したら、会社に、工場に、職場に役立つか、という視点で課題発見・テーマ設定を行うことに重点を置いて、受講生に考えてもらっています。

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